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神無月と「神在月」

神無月と「神在月」

こんにちは。友塾の田中隆祐です。

 

さて、10月ですね。10月のことを和風月名(わふうげつめい)では「神無月」と言います。何故だかご存知ですか?

「無」という字には「~の」という意味がありまして、「神無月」は「神様の月」という意味なのです。10月は神様に収穫を感謝するので、神様の月なんですね。

 

また、「各地の神様がある場所に出向くため、神様が不在の月」ということで「無」の字をあてたとも言われています。

さて、神様は10月にどこへ集まるのでしょう?

 

正解は、私が愛して止まない島根県の出雲大社。縁結びで有名です。

八百万の神々が、全員出雲に大集合しちゃうんですよ。一説では、集まった神々も縁結びについて話すんだそう。神様の恋愛事情、気なるようなならないような。

 

ここで疑問を感じた人もいらっしゃると思います。

「島根県には神様がいっぱいだから、『神無月』じゃないよね?」

そうです。そうなんすよ。いるんですよ、神様。しかもいっぱい。

 

といわけで、島根県では10月のことを「神在月(かみありづき)」と呼ぶそうです。

6年前に一人で島根に旅行に行ったとき、現地のおばさまにそう教えてもらったので間違いはないはず。

 

ちなみに、出雲には神在(じんざい)餅という食べ物があります。いわゆるぜんざいのこと。

出雲弁がなまって、じんざい→ずんざい→ぜんざいに変わっていったようです。

 

というわけで、今日のブログはここまで。

また次回のブログでお会いしましょう。ごきげんよう。

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